撮影技術Point4 輝き感ある写真か否か?
弊社のスタジオでは、料理写真・商品写真・ポートレート、いずれの分野でも「輝き感」のある写真を撮ることを目指しています。「輝き感」といわれても理解しにくいと思います。技術的に言いかえれば、ハイキー、ミディアムキー、ローキーいずれの場合でも、もっとも明るいハイライトから最も暗いシャッドー部までの全ての調子を使い切って、しかも連続的なグラデーションで陰影を表現することです。もちろん照明技術を駆使しなければこれを実現することはできません。非常に難しいことも多いのですが、クリアできたとこには写真は自ずと輝きを増しインパクトがあるものになります。
最初の写真を見てください。これだけ見れば十分に美味しそうに撮れています。しかし、ハイライトの部分の描写にはまだまだ改良の余地がありそうです。ソースの照りを再現域ぎりぎりまで使って表現すると下のような写真となります。ハイライトが完全に白く飛んでしまうのではなく調子が残っていることに注目してください。分かりやすくするために実際よりは効果を強調してに撮影していますので、多少ハイライトが目障りに思われるかもしれませがご容赦ください。
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